《星空カフェ》第2.5章 2025/01/19 15:49 Facebookでシェア URLをコピー 報告 《星空カフェ》第2.5章ある日、カウンターの隅で紬が何かを書いているのに気づいた。「何を書いてるんですか?」「ああ、これですか?実は、星空観察会を企画していて…。」紬は恥ずかしそうにポスターを見せた。手描きの星や月が描かれた、温かみのあるポスター。「この町の人たちと一緒に、夜空を見上げられたら素敵だなって思って。」「いいですね。でも、一人で準備するのは大変じゃないですか?」陽翔はふと、口にしていた。「よかったら、手伝いましょうか?」紬は驚いたように目を丸くした後、ゆっくりと微笑んだ。「…いいんですか?」「ええ。こう見えて、意外と頼りになるんですよ。」「ふふ、心強いですね。」こうして、二人は星空観察会の準備を一緒に始めることになった。